【コロナに負けるなプロジェクト】子育て中の皆さんが元気に過ごすために(離乳食編)
更新日:2020年9月2日
離乳食のポイントを紹介します
子育て中のお母さんから特に相談が多い「離乳食」についてポイントを紹介します。
離乳食の基本
離乳食ってなに
赤ちゃんの成長に伴って、母乳やミルクだけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補うため、母乳やミルクを「飲む」ことから、食事を「食べる」ことへ移行する過程を「離乳」といいます。そこで食べる食事が「離乳食」です。
離乳食を始めるタイミング
- 首のすわりがしっかりしている。
- よだれがよく出る。
- 周りの人が食べている様子に興味を示す。
- スプーンを口に当ててみても嫌がらない。
初めての食材をあげるときは
体調に何かあったときに対処しやすい午前中か、午後の早い時間にあげるようにしましょう。
次のPDFファイルもご参照ください。
離乳食の基本(PDF:432KB)
ごっくん期(生後5か月から6か月頃)
ごっくん期のポイント
離乳食を飲み込むこと、舌ざわりや味に「慣れる」ことが目的です。
1日1回食から始めましょう
- 裏ごし10倍がゆからスタートします。まずは1さじから初めて、2日目からは少しずつ増やしていきます。
- 開始1週間ごろから野菜のペーストをあげてみましょう。
- 開始1か月過ぎて慣れてきたころから、豆腐・白身魚・ささみのペーストもあげてみます。
離乳食の固さや味付け
この頃の離乳食はペースト状で、基本的に味付けは必要ありません。素材そのままの味を楽しみましょう。
栄養バランス
この時期の栄養は母乳やミルクが中心ですので、食べる量はあまり気にしなくて大丈夫です。お子さんの機嫌の良いときに離乳食を食べさせ、その後は好きなだけ母乳やミルクを飲ませてあげることで赤ちゃんは満足してくれます。
次のPDFファイルもご参照ください。この時期に多い相談事とその回答も掲載しています。
ごっくん期(PDF:492KB)
もぐもぐ期(生後7か月から8か月頃)
もぐもぐ期のポイント
食べ物を舌と上あごでつぶせるようになります。いろいろな味を楽しめるように、食品の種類を増やしていきましょう。
1日2回食に増やしてみましょう
ごっくんが上手になったら1日2回食になります。1回目と2回目の離乳食は3時間から4時間空けてリズムをつけていきましょう。
離乳食の固さや味付け
「絹ごし豆腐くらいの固さ」が目安です。食品の大きさは少しずつつぶつぶ感を増やしていきます。
野菜だしやかつおだし、トマトソースなどを使って風味を付け、いろいろな味の体験をしていきましょう。
栄養バランス
栄養の中心はまだ母乳やミルクですが、これからの時期は少しずつ離乳食から栄養をとることも意識していきます。バランスを考えて、炭水化物やたんぱく質、ビタミン類などを取り入れましょう。
食べる力を育てるために
食事の時間を「楽しい」と感じられるようにたくさん声かけをしてあげて、できれば家族みんなで食事ができる環境を作ってあげましょう。また、噛む力を育てるために、床や足置きに足をつけて安定した姿勢で食事がとれるように工夫しましょう。
次のPDFファイルもご参照ください。この時期に多い相談事とその回答も掲載しています。
もぐもぐ期(PDF:285KB)
かみかみ期(生後9か月から11か月頃)
かみかみ期のポイント
食べ物を歯ぐきでつぶせるようになります。食事のリズムや栄養バランスを意識しましょう。
1日3回食に増やしてみましょう
3回食に増やすタイミングとしては、「もぐもぐと口を動かして食べていること」、「主菜、副菜合わせて1食あたり、子ども茶わん半分から1杯程度食べていること」が大まかな目安になります。
離乳食の固さや味付け
「バナナくらいの固さ」が目安です。この時期になると、しょうゆや味噌、塩などの調味料が使えるようになりますが、できるだけ少量で調味し、素材の味を大切にするようにしましょう。
栄養バランス
この時期は、1日の栄養の半分以上を離乳食からとることになりますので、栄養バランスを意識して献立を考えましょう。特に9か月以降は鉄分量が不足しやすい時期になるため、赤身の魚や肉、緑黄色野菜など、鉄分豊富な食材を積極的にメニューに取り入れましょう。
手づかみ食べにチャレンジ
食べ物の興味を持つようになると、ぐちゃぐちゃに触ったりつかんで床に落としたりと、「遊び食べ」がさかんな時期になります。ママにとっては大変な時期になりますが、赤ちゃんは食べ物を手で触ったり投げたりしながら、「この食べ物はどんなものかな」と勉強しています。
次のPDFファイルもご参照ください。この時期に多い相談事とその回答も掲載しています。
かみかみ期(PDF:KB)
関連ファイル
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、左記の「Adobe Acrobat Reader」バナーをクリックして、ソフトウェアをダウンロードし、インストールしてください。
このページに関する問い合わせ先
住民福祉部 健康づくり課 母子保健係
郵便番号:811-2392 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁1丁目1-1
窓口の場所:健康センター1階
電話番号:092-938-0258(直通)
ファクス番号:092-938-2415