令和2年4月1日 ごあいさつ

新型コロナウイルスの感染問題で不安を感じる中、令和2年度がスタートしました。
町民の皆様には、日頃より町政に対しご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。厚くお礼申し上げます。

新型コロナウイルスの感染者は、福岡県内の各地で日々感染者が増大している状況です。3月28日には福岡県小川知事より、全県民に対して不要不急の外出自粛の要請が出されるなど、今まさにこの感染が爆発的に増加するかどうかの瀬戸際にあると言われています。

このような状況を踏まえて、これまでに町の施設を3月末まで閉館や利用の中止の措置を講じてきましたが、感染拡大リスクの低減を図る観点から、4月1日以降も当分の間、施設の閉館や利用の中止の継続を決定しました。（詳細は関係リンクをご覧ください。）

自覚症状がないまま他の人に感染させたり、気が付かないまま集団の中で感染したりするような目に見えない脅威がこのウイルスの最も怖い点です。皆様にはご不便とご負担をおかけするとは存じますが、皆様ご自身とご家族、そして身近な方々の命と健康を守るため、どうかご理解をいただき、感染の拡大防止と感染予防に一致団結して取り組むためご協力をお願いします。

さて、昨年も3年連続で北部九州に大雨などの災害が頻発しました。被災された方々へお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い被災地の復旧・復興を願っております。

本町におきましても、今年度はため池ハザードマップの作成や河川の浚渫・伐木などを推進し、防災力の強化に努めます。また、災害が発生しやすくなる6月を防災月間とし、町民の皆様の防災意識の向上を図るため、防災講演会などを開催することにしています。

粕屋町の将来を担っていく子供たちの安全安心を強化するため、IOTを活用した先進的な防犯システムを随時導入していきます。また、防犯カメラの増設を図っていくとともに、地域のご協力を得ながら町全体で「ながら防犯」活動を推進していきます。

平成25年度から九州大学農場内で発掘調査していました「阿恵官衙遺跡」が、去る3月10日に国の史跡に指定されました。「ふるさと粕屋」の歴史を知る貴重な財産であり、皆様にその理解を広く深めていただくため、記念シンポジウムを令和3年1月に開催できるよう準備を進めてまいります。

これからも、町民の皆様と一緒に「ふるさと粕屋」をより一層元気で素敵な町になるよう努力してまいりますので、なお一層の深いご理解と温かいご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年4月1日  粕屋町長 箱田 彰