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粕屋町

令和6年4月1日 ごあいさつ

更新日:2024年4月1日

3年余りに及んだ新型コロナウイルス禍による制限が昨年5月に解かれ、やっと社会経済活動が活発化し、賃金上昇・株価の高騰などデフレ脱却の兆しが見え始めてきました。
そのような状況の中、元旦に発生した令和6年能登半島地震により北陸地方に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々に対し、謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
国際的にもロシアのウクライナ侵略やイスラエル・パレスチナ情勢の緊迫化、さらにはアメリカ合衆国大統領選挙など緊迫の1年になろうとしています。

混沌とした先行きが不透明な時代にあって、住民の皆さまから選ばれる自治体そしてこの町に住んで良かったと幸福感を感じてもらえる自治体に成長していくために、税収やふるさと納税などの自主財源の確保を基本に、市制対策、自治体DX、GXの推進、物価高対策や都市基盤整備などの社会的課題・地域課題を解決していくための積極型予算を編成し、新年度がスタートしました。

令和6年度も、このふるさと「かすや」の次代を担っていく子どもたちの成長と教育を政策のど真ん中に据え、「こども家庭センター」を開設し、すべての妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的総合支援を行います。
「子育て応援都市かすや」の実現のため、その中核拠点となる第2こども館の建設候補地の選定や業務課題の検討など準備を推し進めます。
さらに、日本列島の温暖化が顕著になり夏の時期は猛暑日が長く続き、児童生徒の教育環境の改善が必要となっていることに加え、災害発生時の避難所としての環境改善のため、すべての小中学校体育館の空調設備工事を行います。また、グローバルな時代の変化に粕屋の子どもたちが対応できるよう、すべての中学校3年生の英検3級検定料を全額補助します。

生活する上での移動利便性の向上のため、既存の公共交通を見直し、新たな地域公共交通サービスの整備などを手掛けていきます。あわせて、長期にわたり未着手となっている都市計画道路の再検討を行うための実態調査を始めます。
この町の大きなランドマーク「駕与丁公園」の魅力をさらに高めるため、園路舗装やトイレのユニバーサル改修工事、駐車場の整備を進めます。カーボンニュートラルにおいては、公用車の電気自動車等への転換を順次行い、公共施設への電気自動車充電設備設置に向けて協議を進めます。

健康面では、本年1月に開始した帯状疱疹ワクチン予防接種の費用助成を継続し、重症化の予防とともに経済的負担の軽減を図ります。さらに、子ども医療費の中学生までの入院医療費自己負担をなくし、小学1年生から中学3年生までの通院医療費の自己負担額を月額500円に減額し、子育て世帯に安心して医療を受けられる体制を整えます。
以上、令和6年度に実施する主な事務事業の一端を申し上げましたが、詳しくは今年度の「施政方針」をどうぞご覧ください。

最後に、町民の皆さまのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げますとともに、職員一丸となって愛すべきこの町にお住まいのすべての方々が幸福感を享受できるまちづくりを目指して、重要課題に意欲的に取り組んでまいります。

令和6年4月1日  粕屋町長 箱田 彰


DX:Digital Transformationの略でデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することや、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもののこと。

GX:Green Transformationの略で化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のこと。  

このページに関する問い合わせ先

総務部 総務課 庶務人事係
窓口の場所:庁舎2階
電話番号:092-938-0162(直通)
ファクス番号:092-938-3150

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令和6年4月 町長あいさつを更新しました