江辻遺跡群(えつじ、いせきぐん)
更新日:2019年12月17日
江辻区に所在する江辻遺跡群は過去20年の調査で計9か所の遺跡が確認されています。
縄文時代前期(約6,000年前)から平安時代(10世紀代)までの遺構や遺物が出土していますが、この中でも弥生時代早期(約2,300年前)の集落跡は朝鮮半島から伝わった「松菊里型」(しょうきくりがた)と呼ばれる住居跡だけで構成されるもので、日本でもこのような集落の様子が判るのは、ここだけしかなく、たいへん貴重な遺跡です。
「渡来系稲作集落」(とらいけい、いなさくしゅうらく)という別名もあります。
平成12年度の調査では、集落に隣接して墓地群やまぼろしの群名「加麻又郡」(「かまたぐん」あるいは「かままたぐん」)と記した遺物も発見され、全国的に注目されている遺跡群のひとつです。
周辺案内図
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